Pulse D-2

距離で5のお題


1.遥か遠く

 遠くの空が光っていた。ひと雨くるな、と思いながら、トロワは助手席の五飛をちらりと見遣る。せっかくのオープンカーなのだから髪は束ねないほうがいいのに、と言ったら、
「大きな世話だ。オープンカーだからこそ纏めておくのだろうが」
 とねめつけられた。ほんの二十分ほど前のことだ。
 両側を森に挟まれた街道は、ふだんの街の喧騒とは別世界のように静かだ。海を背にして緩やかに上り続ける一本道に彼ら以外の姿はなく、
「粋なデートだ。たまにはいいな」
 と独り言のつもりで呟くと、デートではない、任務だ、と、これまた眉間に皺を寄せて言い切られた。そんなに照れなくてもいいだろうに、とは口にせずにおいた。
 やがて緑の向こうに赤茶色の三角屋根が見えてくる。なるほど聞いていた通りの広い屋敷だ。大きな門には三重のロックが掛かっていた。
 五飛が門を開けている間にトロワは外の景色に目を向ける。屋敷の西側はひらけていて、そこから遠くに海が見えていた。海上にあった筈の稲光は陸に上がったようだが、想像していたような雨を引き連れてはいないらしい。トロワたちの頭上の雲もあまり重そうには見えなかった。
「開いたぞ」
 事前の指示通りの操作をした五飛に、門は低く軋みながらも従順に開いていく。敷地内に車を入れながら、トロワはふと口にする。
「お前みたいな雷だ」
 怪訝そうな五飛に、トロワ自身も何のことかと考えつつ言葉を足す。
「存在は示すくせに思うようには動かない。近づくそぶりは見せるくせに手の届くところまではやってこない」
 車を止めて息を吐く。
「いつだって遠いままだ」
 そして、つまらなそうに言って車から出て行った。
 残された五飛の声が小さく落ちる。
「コロニーのほうが遥かに遠い」
 今はそれよりずっと近くにいるだろう、と口にしかけて飲み込む。それらの何一つトロワには届かなかった。

2.見える範囲

 屋敷の中は綺麗に整えられていた。しかもどことなく人の気配が残っている。昨日までは別の誰かが使っていたのかもしれない。今日からしばらくは彼ら二人きりだ。
 割り振られた部屋を見て回った後、トロワが食事にしようと言い出した。五飛も空腹を感じてはいたが、自分から作ろうなどとは言わない。
「ではお前が作れ」
 得意の命令口調で言うと、
「承知いたしましたご主人様」
 と馬鹿丁寧に頭を下げ、トロワは澄ましてキッチンに立つ。まったくいちいちふざけた奴だと多少いらついたが、用意された食材を手際よく調理していくさまは五飛には小気味よく感じられた。
 その食事を終えてもトロワは仕事にかからなかった。
「今日一日はオフだ」
 そんな話は聞いていない。だがこうまで好き勝手されると自分だけ働くのもなんだか癪だ。結局、五飛もだらだらと半日を過ごした。
 夕飯は五飛が作る。トロワはワインクーラーから選んできた瓶について嘘か誠かわからない薀蓄を長々と口にしている。それを適当に聞き流しながら、五飛は昼間のトロワの言い分に思いを巡らしていた。
 確かにコロニーでの任務を希望したのは自分だが、それを他人にとやかく言われたくはない。近くへ来たら顔を出せとも言われたが、それを二、三度省いたくらいで拗ねられても困る。だいたい「近く」とはどの程度の距離のことを言っているのか。地球へ来れば「近くへ来た」になるのか。たとえ目的地から地球を半周することになってもか?ばかばかしい。
 それにとりあえず今は見える範囲にいるではないか。そういう時に敢えて遠いなどと言うのに腹が立つ。
 …いや、わかっている。物理的な距離のことではない。気持ちの問題を語っていると想像するに難くはない。
 だがそれは、例えば物理的に近くにいれば変わっていくもののようにも思える。こうして互いの見える範囲に位置していれば、相手の言葉や仕種、興味の対象などが自分の中にも映り込む。…これはこれで厄介だ。
 思いながら五飛は豚肉を切り分けた。

3.あと1m

 今回の任務は書類の整理だ。聞いた当初は二人とも己が耳を疑ったが、書類の内容とその量と作業期間とを聞いて納得した。そんないわくありの書類整理だ。
 広い作業机の上に、書類と資料とがどんと置かれていたのが初日の状態。今日は五日目、やっと一山クリアしたところだ。
 山を中心にして対角線上に席を取ったせいで、この五日間、トロワは作業中に殆ど五飛の顔を見なかった。基本的に個人作業なので話す必要もない。休憩と称してコーヒーをいれると、五飛は何度かうるさそうに眉根を寄せたが、それでも一応付き合った。カップを受け取る手があるだけいいとトロワは思うことにする。
 五飛がコロニーでの任務を受けてから二人が会う頻度はかなり減ったが、高さ1メートルの書類を片付け終える頃には二人の気持ちはもっと近づいている筈。そんな希望的観測がトロワの頭の中のあちこちで点滅する。
「初めての共同作業が何だったか、覚えているか?」
「は?」
 また何を突然言い出したのかと言いたげに、五飛がしかめた顔を上げた。
「俺の記憶が正しければ、ニューエドワーズ基地の格納庫の扉を開けたことだ」
「……それがどうした?」
 一見、興味を失ったかのように五飛は視線を本に戻す。だがそれは単なるポーズだ、とトロワは思う。
「あのな…」
 試しに言葉を切れば、ほどなく五飛はこちらを見遣る。嬉しくて笑ってみせたいのに、胸の奥が鈍く痛んでトロワの目を伏せさせる。
「何だ? …トロワ?」
 久しぶりに呼ばれたと気付けばさらに痛みは強くなる。
 さすがに不審に思ったのか、五飛が席を立つ音がした。隣の椅子に腰掛けて、机に片手をつきながらトロワの顔を覗き込む。視線が合った。
 二つの椅子の距離は1メートル。これを越えたい、と、トロワは急に切実な想いにとらわれた。同時に、懐かしい衝動だ、と心のどこかで喜びの声が上がる。
 その声を意識して、トロワは椅子を蹴った。

4.もう1歩

「散歩だ、五飛」
 突然立ち上がったと思ったら、トロワはそう言って五飛の腕を掴んだ。何がなんだかわからないままに引きずられて部屋を出ると、トロワはまっすぐに階段を下りていく。当然ながら、五飛もその後に従わされた。
「おいっ、こら。さっさと仕事を…」
「このままでは仕事にならない」
「何、勝手なことを――」
「いいから付き合ってくれ」
 何がいいものかとやり返したいのだが、幸か不幸か、こうなった際のトロワの頑固さは嫌というほど知っている。だが、それが誰に対してもなのかそれとも自分に対する時だけのものなのかを確認していなかったことに、五飛は今さらながらに気付いた。
 トロワは何かにつけ自分への執着を見せつけるが、それは本物だろうか。愚痴を言っていたかと思うと不意に核心を避けて話を逸らすことはしばしばで、こちらの怒りを軽くいなすのは腹立たしいほどに上手い。そしてうやむやのうちに抱きしめられていることのなんと多いことか。
「本当は…」
「ん?」
 五飛の声に振り向くものの、トロワは足を止めない。一つだけ向けられるその目の、ざらりと神経を撫でていくような透明感。
 見透かされるようだ、と思う。
 こちらの動揺は全て見通されているのに、トロワの心は自分には見えてこない。彼の心に、もう一歩、踏み込まなければいけないのは自分のほうなのか。
 言葉を続けない五飛を、気にしたふうもなくトロワは扉を開ける。途端に外から風が吹き込み、二人の髪と服とをなびかせる。一歩踏み出せば曇り空が目に入り、先日も聞いた雷の音がまだ遠い上空に長く響いているのが耳に届く。
 繋いだ手、トロワの背中。歩きながら視線を移し、それらを初めて見たときとの違いを改めて実感する。確実に時は過ぎ、自分たちの心も関係も移ろっていく。変化は当たり前に存在するもので、それを、自分はないがしろにしすぎてきたのではないだろうか。
 思う五飛の一歩先で、トロワが歩みを止めた。

5.残り1cm

 二人の視界は大きくひらけ、下方には森林に隔てられた先に小さな町と海とが見えていた。湿り気を帯びた風が吹き抜けていく。遠雷は不穏な空気を孕み、孤立する館と言葉なく佇む二人を押し包もうとするかのよう。鳥も、虫の姿も声もなく、辺りを彩る花もない。刻々と重みを増していく鉛色の空に、憂鬱な息を漏らしたのはどちらが先だったか。
 ザリッ、とトロワの足元が鳴った。俯いた彼が右のつま先で土を蹴っている。二度、三度、更にもう一度。黒い土が跳ねるさまを、五飛はじっと見つめる。離された手首にトロワの指の感触が残る。
「いい機会だと思ったんだ」
 トロワの声が低く漂った。顔を上げた五飛に背を向けたまま彼は続ける。
「予定の2週間を二人きりで過ごして、それで俺たちの関係を終わりにするのもいいかもしれないと、任務を受けた晩、本気で考えた」
 それ以前にもう終わっているのかもしれないとも思ったが、とトロワは苦笑する。
「お前に会うの自体、2年半ぶりだったしな」
 じっと耳を澄ます五飛は一つ瞬き、息を殺して海上に目を向けた。雲が鮮やかに光る。
「俺自身、お前に対する感情がわからなくなってきていた。会わずにいても平気なのだと気付いたし、無理をしてでも会いたいとお前に思ってもらえないこともよくわかった」
 仕事の煩雑さや常の任務の危険度も、互いを遠ざける一因になったのだろう。終戦後の数年を共に暮らした相手ですら煩わしくなるほど、己を取り巻く世界のノイズは大きかった。五飛がコロニーでの生活を決めた時、彼もまた同じ状態にあったのだとトロワは悟ったのだ。
「時がたてば気持ちが変わるのは仕方がない。俺にはお前を縛りつけておく力も権利もない。また更に時間を経て、お互いを必要とすることもあるかもしれない。周囲の状況の変化も考えられるだろうし、否応なく顔を合わせざるを得ないこともあるだろう。そう考えれば、このままで俺たちは何となくやっていけるとも思えた。特別な関係を主張しなくとも、求めたい時に求め、離れたい時に離れる、それでいいのかもしれない――お前がこれまでしてきたように」
 波と共に進む船が見えた。岬を回り込んだ場所にある港へと向かうのだ。一つの星の上を行ったり来たり。人が宇宙へ出ようと、幾つの戦争が過ぎようと、変わることなく繰り返し満ち引きをしてきた海と共にあった船たち、そして船人たち。彼らにとってその距離は、遠いのだろうか、それとも近いのだろうか。
「お前に飽きたかといえば、それは違うと思う。強いて言うなら、お前の存在そのものが俺の一部としてすっかり溶け込んだようなものなんだろう。意識するまでもなくお前は俺の最も近くにいて、無意識のうちに俺はお前に助言を求め、お前に安らぎを求め、お前に叱咤と激励とを求めている」
 おかしいだろう? と自嘲気味に笑ったトロワに、五飛は漸く視線を移した。
「そっくりそのまま、俺からもお前に言葉を返すぞ。時々自分でも嫌になる。俺の思考の中にお前がいる、俺の行動の中にお前を見る。小さな癖やふと目に入っただけの物にお前の姿を連想する自分に嫌気が差す。己が侵食されていくようで腹が立つ。だが、何かの拍子に思い出すのはお前の笑顔で、俺はそれに宥められ、慰められていることも知っている。昔のように、お前に寄りかかるのを厭うつもりはない。ただ、お前の言うとおり、常に触れ合っている必要もないのは確かだ。この1年ほどで、俺にもそれが実感としてわかった。2週間ここで過ごし、自分の感情を見つめ直し、何らかの結論を出してお前に告げようと思って来たが――既にそちらの意向が定まっているならば考えるまでもない、俺はそれに従おう」
 ぱっとトロワが振り向いた。驚きの表情が浮かんでいる。
「従う?」
 お前が? 任務以外のことで? しかもこの俺に?
 飛び出そうになった言葉を飲み込んで、五飛の真情はどこにあるのかとトロワは迷って口をつぐむ。
「従う」
 再び低く口にし、五飛はトロワと目を合わせた。
 風がトロワの前髪を揺らす。普段は隠されている右目が五飛の視線を捉え、咄嗟に五飛は目を伏せる。その頬に、ぽつりと水滴が落ちてきた。
 肩に、手の甲に、首筋に、雨が当たるのを感じながらトロワは天を仰ぐ。数日かけて遂に雷は雨を連れてきた、と思いかけた自分に内心で笑う。
「濡れるぞ。中へ入ろう」
 トロワが伸ばした手を五飛が弾いた。だが、そうしておいて彼は眉根を寄せる。強く奥歯を噛み締めるのを見つめながら、トロワはもう一度口を閉ざし、払われた手を握りこんだ。
「俺は今まで可能な限り、自分の在り方を自分で決めてきた。自分の意志を貫くことを良しとし、それを己に課してきた。そうしてこそ望むことを為せるのだと考え、実際に成してきたと思っている。だが、そのために失うものもあった筈だ。事の善悪はどうであれ、俺の価値観の外でこそ得られるものもあっただろう。それを、今になって俺は惜しむ。もっと……もっと、お前の言葉を聞くべきだった。お前の考えを具体的にさせ、より重く受け止めてくるべきだった。もっと、俺の近くにあった声に耳を澄ませばよかった。俺は、雑音に気を取られすぎていたようだ」
 雨が五飛の声を掻き消し始めた。海上にあった稲光が森の上へと迫っている。重くなった髪をかき上げ、トロワは五飛の目の動きを追う。迷いと後悔と動揺とで揺れる瞳を見るうちに、この目には見覚えがあることに思い至った。
『そうだった。俺はあの時――』
 思う間に五飛の両肩を掴んでいた。今度は払いのけずに堪えている五飛の耳たぶから、絶えることなく滴が落ちる。その耳元へ、トロワはそっと口を寄せた。
「――……」
 言葉に五飛が息を止めた。
 耳と唇との間は1センチ。その空間だけは暖かな空気に満たされ、五飛の鼓膜から雨音と雷鳴とを遠ざける。代わりに古い月夜の記憶を蘇らせ、彼の胸を締め付けた。
「彗星に恋をしたのだとでも思っておこう」
 10年前、トロワの口にした台詞だ。コロニー行きを選んだ五飛を止めることも積極的に追うこともせず、ゆっくりと彼が現れるのを待つことにする、と。
 それでいいと互いに思っていた。束縛のない関係を二人とも望んでいた。あの時は距離を置くことが必要で、自分たちの間に新鮮な空気を入れるべきだと考えていた。だが、二人に適した距離はこれではなかったのだ。星と人とでは生きる時間が違いすぎる。基準とすべき距離に隔たりがありすぎる。10年かけてそれを知り、ずれた時間と距離の開きを確かめようと揃って考えていた筈だった。けれど――
「彗星とではなく、俺は五飛と恋をしたい」
 トロワの言葉が時間も空間も繋ぎ合わせた。
 横向きかけた五飛の頬にトロワの肌が当たる。冷え切った頬同士の筈なのに、触れればぬくもりを感じる。それを、嬉しいと思う二人がいる。
 頭上には容赦なく紫電が走り、光と競うかのように響き渡る轟音が聴覚を奪っていく。雨と光と音とに閉じ込められてトロワも五飛も身じろぎ一つせず立ち尽くす。やがて深く息を吐いた頃には、かじかんだ指先をもてあまし見せ合う表情に悩んだが、遠のく雷鳴と勢いを弱める雨とに観念してゆっくりと頬を離した。
 別れようとしていたのが嘘に思えるほど、視線は熱く絡み合った。額と頬とに張り付いた髪を整え合って口元を歪める。浮かべようとした笑みは、どちらも苦い笑いになった。
「笑い方を忘れたか?」
「お前がしっかりと俺を笑わせないからだ」
 力なく答えた五飛に、トロワは静かに頷く。
「そうだな。俺も、笑わせ方を忘れてしまったらしい」
 五飛が目を細める。悲しげにも苦しげにも見える表情へと変わる。その目をトロワは覗き込む。
「一緒に、思い出していかないか?」
 もう一度、一緒に、少しずつ。
 どんなに苦しくても互いの姿を見れば耐えられたあの頃。どんな怒りも互いに触れ合えば鎮めることができたあの頃。全てをその笑顔のうちに優しい記憶へと変えることができたあの頃のように、二人の心を近づけていけたなら。
「…できると、思うか?」
 五飛は恐る恐る尋ねた。声が震えそうになるのは寒さのせいだと自分に言い聞かせる。答えようとするトロワにも同じ震えが伝わった。
「わからない。今は、絶対とは言い切れない。だが――」
 トロワが息を継ぐ。その間を、五飛は息を静めて待つ。
「だが、やってみる価値はあると思いたい。俺たちにとっては、価値のあることだと思いたい」
 どうだ? と問うように、トロワは僅かに首を傾げた。
 長い沈黙が落ちた。見つめ合っている筈の目の奥には吸い込まれそうな闇があるばかり。呼吸は整えようとすればするほど苦しく詰まり乱れを増す。言うべき言葉を探して動く唇と、聴くべき言葉を求めて澄まされる耳。五感は鋭敏になるのと同じ速さで麻痺していくようだった。
 五飛が瞼を伏せた。細く息を吐き、左手をうなじ近くへと上げた。
 雨で乱れていた黒髪が戒めを解かれて首筋へ落ちる。軽く水を絞った左手は、髪を束ねていた紐を握り締めたまま身体の脇へと下ろされる。代わりに反対の腕が伸びてトロワの頭を引き寄せ、唇の触れ合う直前でぴたりと止めた。
「やってみよう」
 息が、唇に触れる。合わせた視線は未だ揺れていたが、五飛の声には力があり、その言葉はトロワの胸に熱く広がっていった。
 風が音を取り戻す。吸い込んだ空気が身体に満ちていく。
「五飛――」
 呼んで口付けようとしたトロワを、五飛は避けて身を反らす。
「笑わせてからだ」
 厳しく言い放ち背を向けた。
 なんてひどいことを言うんだ、五飛。そんな意味のトロワの声が追ってくる。それを無視して足早に離れながら、五飛はそっと口元をほころばせた。
 近すぎず、遠すぎず、触れているわけでもなく届かぬわけでもなく、それでも言葉が伝わり心の通じるそんな距離を、二人で見つけていけたらいい。せめて、星を渡る船に乗り込むまでには。
 扉を開けつつ振り返る。多くの雲と僅かな青空を背景に、トロワが歩き出したところだった。

お題配布元 : Cantabile ed Espressivo(サイト閉鎖)
最終更新日:2008.09.18


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