狂言「呼声」

バレンタインとはまったく関係なく(笑)、先日の能・狂言の感想の続きです。
ちなみに我が家では、バレンタインイベントは軽~くスルーされました。(<私に)
■呼声(よびこえ)■あらすじ
召し抱える太郎冠者がこのところ顔を出さないので、不審に思った主人は次郎冠者を伴い太郎冠者の家に向かう。
まず、次郎冠者が声をかけるが、主人の用と悟った太郎冠者は「隣の者」と偽り居留守を使う。主人が声を変えても同じこと。あきらめて一度は帰りかけるが、あの声は太郎冠者に違いないと思った主人は、太郎冠者が芸能好きなのを思い出し、平家節・小歌節・踊り節で楽しげに呼びかける。主人と次郎冠者の囃子の面白さにつられてしまった太郎冠者は……。
同じ詞章を「平家節」「小歌節」「踊り節」といろいろな曲節で次々と歌い分ける趣向「音曲尽し」を取り入れた、にぎやかな舞台が展開される。秀作の中に入れることのできる曲である。〔当日のパンフレットより〕

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