ノベリストバトン

おっと! あまりネットを徘徊していなかったので見落としていました。
これ、私ですか? と思いつつ、白華さんより丁寧にいただいてまいりました。
原稿に行き詰まったところで、先日に引き続きバトン回答に取り組んでみます。ううむ。
(「二次創作ぶっちゃけバトン」と似たような問には同じ回答を使わせていただきます)
■小説書いてどれくらい?
今年でちょうど30年。自分で何かお祝いしてみようかな(笑)。
最初の10年は長短あわせても10編くらいしか書いていないと思います。
■どういった話を書く事が多い?
どんなのが多いですか? <聞くなよ
何かの拍子にひょっこり表面化する小さな不安やちょっとした問題を、身近な人と接するなかで解決したり乗り越えたりしていく話。
…なんて書くとちょっとはかっこよく感じられる?(笑)
■プロット(構成)は立てる派?立てない派?
作品によりいろいろ。まったく立てない場合も多い。最近は短い作品が多いので特にプロットは立ててないかな。
長い作品やとにかく丁寧に仕上げたい作品の場合にはプロットも立てておきます。A4原稿用紙の裏(紙質が好きなのだ)や「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」の裏(修正が楽なので)などに流れだけざっくりと。
ものによっては組織図や人間関係なんかも同様に。
ちなみにハコガキはほとんど使いません。ハコガキ作りで飽きてしまうので(^_^;)。たまにエディタで入力しておくくらいかな。
■視点は一人称(主観的)と三人称、どちらが多い?
基本は三人称。理由は「一人称で情景描写をすると比喩や文学的表現を使うのが不自然だから」と「たくさんの人物を自由に動かしたいから」。
それでも、むやみやたらと視点が動くのは避けたいと思ってます。なので、場面ごとにできるだけ一人の人物から見た形を書くように心がけてます。そういうのは「偽一人称」なんて言うそうですね。これが多分、いちばん多いです。
■長編気質?短編気質?
短編気質でしょうか。
2002年頃までは長編気質だと思っていました。が、二次創作を続けるうちに、短いものをきっちりと書き上げることの大切さに気づいたというか…。
2003年あたりからは連作短編が多くなっていますし、これが今のところ最も自分に合った作品形態だと感じています。
一つひとつは短いけれど、全部を繋げて大きな一本の話にするという点では長編気質とも言えるかも?
■今まで長編、短編合わせて何本書いた?
…ごめんなさい、全然わかりません。
800字で1編なんてのも1と数えていいのでしょうか?(^_^;)
とりあえず二次創作についてはサイトと本を見れば数えられますね。あとで数えてみたいと思います(笑)。
オリジナルは習作ノートに毎日むきになって1編ずつ書いていた時期があり、それが1ページ~十数ページのもう開くのも恥ずかしい作品集になっています(^_^;)。そしてどこにあるのか不明です…うわー、怖いな~…。
■今まで書いた話でお気に入りを3つ。
『桜』…デジフロの双子話(兄攻め)。“家族”というくくりを視野に入れた中での葛藤やふれあいを書くのが新鮮で楽しかった。主役の二人以外にも比較的登場人物が多めなのも好き。
『たんぽぽのコーヒー』…GW(3×5)。これも周囲にいる人たちを書くのが楽しかった。いろいろと穴はあるけど愛もある(笑)。
『echo』…GW(3×5)。キリリクで書いたもので、自分ではあまり書こうとしない年下攻めが思い出深い(笑)。音というものをどう表現するかと、恋愛とは少し違う情念をどうカップリングに落とし込めるかを、リクエストとは全く関係なく探求した一品(^_^;)。
■話を書くにあたって、自分なりのこだわり、ルールは?
やたらと難しい表現や漢字は使わない。かなと漢字の割合は3:2くらい。誤字・脱字はもってのほか。
自分が読んでつまらないと思うものを書かないこと。ストーリーでも、台詞でも、人物設定でも、一つの場面でも、たったひと言でも、何かしら「ここは自分でも好き」と言えるものがあるように努力する。読んだ方がそれとは別の部分を気に入ってくれたとしても、それもまた“自分でも好きな一箇所”を作り出すためにした努力のひとつの結果だと思う。
そして、その一箇所があれば作品を卑下する必要がなくなる。たとえ謙遜や照れ隠しだとしても、自分の書いたものを「やまなしおちなしいみなし」なんて言いたくないし、作品の駄目なところや上手く書けなかった言い訳を連ねるようなあとがきは書きたくない。それは読んでくれる人に対して失礼だ。
■書いてる時はBGM有り?無し?
まったくと言っていいほど聴きません。
イメージするものがあるときには、その曲を聴いてイメージを膨らませてから音楽を止めて原稿を書きます。
白華さんと同じく、私も基本的に音楽を聴かないのです。
■これから挑戦したい話や世界観、目標など。
たまにはスケールの大きな作品を書きたいです!
こじんまりと整ったものばかり目指さず、読者が戸惑うくらいの勢いや大どんでん返しも時には用いてみましょう。
■憧れる作家さんを3人。
・眉村 卓……中学生の頃に大好きだったSF作家。数年前に、病気の奥様のために毎日新しい作品を書いた(そして彼女に読んでもらった)という事実を知って惚れ直した。その数じつに1778話。5年間毎日って…やってみたい。
・北村 薫……言わずと知れたミステリ作家。この方の作品には人間に対する深い愛と洞察を感じる。文章の上手さや作品の面白さもさることながら、さまざまな方面での知識の豊富さにも唸る。憧れるといえばこの人ですね。連作短編に魅力を感じたのはたぶんこの方の影響。
・宮本 輝……純文学作家、といっていいでしょう。SFやファンタジーといったエンタメ系の作品から少し方向を変えようかと思っていた頃に出会った方で、この人の短編集を読んで初めて心の底から「プロの作家だ。うまい!」と思ったのでした(<生意気な奴だな、私)。女性の性格づけに難ありと感じる作品もあるが、いまだについつい手を出してしまう作家。
※現代の作家に限定してみました。
※全員「苗字2文字、名前1文字」なのは偶然です。私の「平野 悠」がこれに当てはまるのももちろん偶然です(笑)。
■次に回す素敵なノベリストを5人。
ええ~、白華さんから回されちゃったらほかに渡す場所ないよ~~(^_^;)。
うーんと……じゃ、西條さん!
もう回ってたらスルーしちゃってください。
一人にだけ強引にバトンタッチして終わります。私、ノベリスト友だち少ない?(笑)
さあ、いい加減に原稿仕上げようね、私!!

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