笑えるエッセイを読みたい

先日、友人に『きれいなシワの作り方』(著:村田沙耶香)を借りました。
この方の本は初めて読んだのですが、そういえば『コンビニ人間』が芥川賞を受賞したときにちょっと気になって、でもそのままになっていたなあ……などと思ったのでした。

今回の『きれいな~』はアラサー女子のいろいろを綴ったエッセイ。
体の変化や世の中での立ち位置の変化など、「そうそう、あるある!」と同意しながら読んでいたものの、ページが進むにつれて微妙にずれた感じになっていき……
「なに、この子、おバカね~、あはははは!」
と笑いながら読むようになりました。

著者は結構いろいろと余計なことを考えてしまう方らしく、そんなことで悩むかなぁ、気にしなくていいのになぁ、という話が増えていくのですね。
しかもそれが、読むほうからすると全然深刻な内容じゃなくて面白い。

そして気づきました。
ああ、私は今、こういう楽しく笑い飛ばせるようなものを読みたいんだ、と。

乳がんの治療方針や治療の効果など、思うようにいかないことが続いて、身体以上に気持ちがダメージを受けていたみたい。
気晴らしになるようなことをしてみようにも、体が言うことを聞かないからそれもできない。
そんな中でも読書はできるけど、小難しいものはすぐ疲れちゃうから読みたくない。
一人の部屋で声を上げて笑いながら読める本、これこそ求めていたものだったのですね。

そんなわけで、楽しく笑えるエッセイを捜索中。
ネットで検索すると、それぞれ推薦者の好みが出ていてこれまた面白い。
参考にしつつ、少しずつ読んでみたいと思ってます♪

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